スマホで撮った写真、背景がごちゃごちゃしていてなんだかイマイチに見える…そんな経験はありませんか?
せっかくの素敵な写真も、背景のせいで台無しになることってありますよね。
以前は専門的な知識や複雑なアプリが必要で、初心者にはハードルが高く感じられたかもしれません。
しかし、最近ではプロでなくとも簡単に操作ができるアプリがたくさんあります。
この記事ではiPhone、Android、PCに対応した写真の背景をぼかすアプリ7選とその使い方をご紹介します。
一眼レフで撮ったようなプロ級の写真を作ってみたい方は、ぜひ最後までみてください。
背景ぼかしアプリの選び方
背景ぼかしができるアプリを探す際のポイントは以下の5つです。
- 対応端末や環境に問題がないか
- ぼかし範囲が設定できるか
- 操作が簡単か
- 無料で使えるか
- 仕上がりの自然さ
まず、対応端末ですが、アプリがiPhoneとAndroidのいずれに対応しているかは重要です。
パソコンで利用する予定なら、ブラウザでも使えるか確認しておきましょう。
次に、ぼかし範囲についてです。
ぼかす範囲が自動で認識されるのか、指定できるのかもアプリによって違います。
また、編集画面の使いやすさも使い勝手を左右するでしょう。
画像編集をやったことがない初心者でも直感的に操作しやすいアプリは、誰でも使いやすいです。
無料でどれだけの操作ができるのか、その利用回数に制限がないのかも見ておきましょう。
ぼかしの強度を細かく調整できるアプリなら、いかにも加工していると分かる不自然な仕上がりにはなりません。
もとからポートレートで撮影した写真のように仕上げられます。
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背景ぼかしアプリの選び方を理解したところで、いよいよ実践編です。ここからは、各アプリやWEBサービスに搭載されているぼかし機能の利用方法を中心に、7つのツールをご紹介します。
Gazoulab(Web)
Gazoulabは、アプリのインストールが一切不要で、PCやスマホのWebブラウザからすぐに使えるAI画像編集ツールです。
背景ぼかしのほか、AIによる画像の高画質化や、背景生成にも対応しています。
特徴
Gazoulabは、AIが被写体を自動で認識します。
複雑な設定なしに背景をワンクリックで瞬時にぼかせるため、写真加工が苦手な方でも簡単に操作ができます。
メリット
- OSを問わず手軽に利用できる
- さまざまな画像編集に対応
- 初心者でもプロ顔負けの編集が可能
- 無料プランでも5クレジットが付与される
デメリット
- クレジットを使い切ると有料プランへの登録が必要
使い方
ステップ1:
メニューバーを開く
ブラウザでGazoulabの公式サイトを開き、メニューバーをタップします。
ステップ2:
「背景ぼかす」をタップする
メニューバーから「写真の背景をぼかす」をタップします。
ステップ3:
ぼかしたい写真を選択する
「画像をアップロード」をクリックし、ぼかしたい写真を選択します。
ステップ4:
ぼかす割合を選ぶ
ぼかす割合を選択し、適用をタップします。
ステップ5:
完了
ダウンロードをタップすると保存ができ、操作完了です。
YouCam Perfect(iOS/Android)
YouCam Perfectは、AIを活用した高機能な写真加工・カメラアプリです。
iPhoneからでも、Androidからでも利用できます。
特徴
ぼかし機能には、AIが自動で被写体を検出するモードと、手動でぼかしを加えるモードの2パターンがあります。
特にAIの精度が高く、髪の毛などの細かい輪郭もきれいに認識してくれるところも魅力の一つです。
メリット
- 自動・手動の両方に対応
- 背景ぼかしの強度や範囲を決められる
- 背景ぼかし以外の編集機能が豊富
デメリット
- 無料の場合、広告が表示される
- AI画像生成や高機能なフィルターは有料版限定
使い方
ステップ1:
編集を開始する
アプリをダウンロードします。
画面中央にある「写真編集」をタップします。
ステップ2:
ぼかし機能のツールをタップする
写真を選択し、画面下部のツールバーから「ぼかしモザイク」を選択します。
ステップ3:
ぼかし機能の種類を選択する
どういったぼかしをしたいのかを選択します。細かな修正をしたい方は次に進んでください。
ステップ4:
微調整をするため消しゴム機能を使用
下のほうにある消しゴムマークをタップします。
ステップ5:
細かな調整を行う
ぼかしたい箇所をなぞる場合は人差し指マーク、ぼかし機能を消したい場合は消しゴムマークそれぞれをタップし、なぞります。なぞり終えたら右下のチェックをタップすれば、ぼかしたい箇所の細かな調整が完了します。
Picsart(iOS/Android)
Picsartは、背景ぼかしだけでなく、モザイク、文字入れ、コラージュ、ステッカーなど多彩な加工機能を一つに集約した総合写真編集アプリです。
iPhoneやAndroidからだけではなく、WEBでも画像の編集を行えます。
特徴
Picsartの背景ぼかしは、写真全体をアート作品のように仕上げられる、アーティスティックなぼかし方ができるのが大きな特徴です。
背景ぼかし以外の機能も充実しているため、これ一つでさまざまな画像編集を行えます。
メリット
- シンプルでわかりやすい操作性
- 部分的なぼかしや加工に対応
- アート作品のように仕上がる
デメリット
- 機能が多くて慣れるのに時間がかかる
- 一部サービスは有料プランの登録が必要
使い方
ステップ1:
編集を始めます
Picsartアプリで写真を開き、「画像や動画を編集」をタップします。
ステップ2:
ツールを選択する
編集をしたい画像を選択したら、下部のツールバーのうち「エフェクト」を選択します。
ステップ3:
ぼかし機能を選択
新たに表示されたツールバーのうち、「ぼかし」をタップします。背景ぼかしを選択すると一番綺麗に早くぼかすことができますが有料サービスであるため注意をしてください。
現段階では画像全体がぼかされている状態であるため、次は細かな調整をします。
ステップ4:
細かな調整
上部の消しゴムマークをクリックし、ぼかし機能を消したい箇所をなぞったら完成です。
Canva(Web/アプリ対応)
デザインツールとして人気のCanvaは、写真編集機能も充実しています。
アプリをダウンロードしなくても、Webブラウザ(PCやスマホ)さえあれば利用できることも特徴の一つです。
特徴
Canvaの背景ぼかしは、AIによる自動認識に対応しています。
ぼかしたい箇所をペンツールのように操作して、微調整することも可能です。
メリット
- 写真編集からSNS投稿用のデザイン作成まで一貫して行える
- Webブラウザとアプリの両方に対応
- 無料で利用できる範囲が広い
デメリット
- 一部の素材やサービスは有料プランへの登録が必要
使い方
ステップ1:
作業を開始する
アプリを開き、下部の「+」をタップします。
ステップ2:
画像を選択する
「アップロード」をタップし、写真を選択します。
ステップ3:
画像を編集する
写真を選択したら、「画像を編集」をタップします。
ステップ4:
ツールを選択する
下部のツールバーから「エフェクト」をタップします。
ステップ5:
ツールを選択する
「ぼかし」を選択します。
ステップ6:
細かな修正をする
一部のぼかしならば、ブラシを選択し写真をなぞります。画像全体をぼかす場合は「画像全体」をタップします。
ステップ7:
編集を完了する
編集を終えたら右上のチェックをタップします。
Camera360(iOS/Android)
Camera360は、保存した写真の編集だけでなく、撮影時にリアルタイムで背景をぼかせる機能が備わった写真編集アプリです。
ダウンロード数は10億以上を突破し、さまざまな人が活用しています。
iPhoneやAndroidからダウンロードが可能です。
特徴
Camera360は、ぼかし・モザイク機能が充実しており、ハートや星などユニークな柄のモザイクで部分的に隠せます。
美肌や顔修正機能なども充実しており、初心者でもプロのようなおしゃれで魅力的な写真に仕上げられます。
メリット
- 撮影前に仕上がりを確認できる「リアルタイムプレビュー機能」あり
- ぼかしやモザイクを指で操作して細かく編集できる
- iPhoneやAndroidからダウンロード可能
デメリット
- 一部のサービスは有料版への登録が必要
- 人物以外の背景ぼかしにはやや不向き
使い方
ステップ1:
作業を開始する
Camera360アプリを開き、カメラマークもしくはアルバムを選択し、写真を選択します。
ステップ2:
編集を開始する
画面下部にある編集マークをタップします。
ステップ3:
ツールを選択する
「編集」をタップし、「背景ぼかし」をタップします。
ステップ4:
ぼかしの種類を選択する
好みのぼかしを選択します。自動でぼかし機能が反映しているため、細かな修正を行う場合は次へ進んでください。
ステップ1:
画像をアップロード
ステップ5:細かな修正を行う
ぼかしの修正をする場合は、右側の人差し指マークをタップします。
消しゴム機能を使い、ぼかす部分とぼかさない部分を微調整しましょう。
作業が終わったら、右下の逆三角をタップして、ぼかし作業を終了させます。
ステップ6:
画像を保存する
右上の「保存」をタップし、保存をしたら作業は完了です。
SODA(iOS/Android)
SODAは、ナチュラルな美しさに特化した自撮りカメラアプリです。
高解像度での撮影や、セルフタイマーなど自撮りに特化した機能が充実しています。
顔のパーツの気になる部分を補正できる機能もあり、よく自撮りをする方におすすめのアプリです。
特徴
SODAの背景ぼかしは、高度なAI技術により、人物の輪郭を非常に滑らかに認識します。
そのため、背景ぼかしをした際の不自然な「切り抜き感」が出にくいのが大きな特徴です。
ふんわりと柔らかい雰囲気の写真が簡単に作れるよう設計されています。
メリット
- 自然できれいな仕上がりになる
- 美顔補正などを組み合わせて画像編集できる
- 自然に盛れるメイク機能もあり
デメリット
- 人物以外の被写体では、ぼかし機能の効果や精度が限定的になる場合も
- 一部の高品質なサービスは有料での提供
使い方
ステップ1:
編集画面を開く
SODAアプリを開き、ホーム画面の「編集する」をタップし、編集する写真を選択します。
ステップ2:
ツールを選択する
編集画面のツールバーから「一眼」を選択します。
ステップ3:
好みのぼかしに調整をする
強度や深さなど、細かな修正をします。
ステップ4:
編集を完了する
編集が完了したら、右下のチェックをタップし、編集は完了です。後は画像を保存します。
BeautyPlus(iOS/Android)
BeautyPlusは、美顔や体型補正機能などが充実したアプリです。
iPhoneやAndroidからアプリをダウンロードできます。
AIによるイラスト風の画像生成や、動画編集機能などにも対応しています。
特徴
BeautyPlusは、強力な背景ぼかし機能を搭載しています。
AIによる自動認識で手軽にぼかせるほか、手動での微調整にも対応しており、思い通りの仕上がりになるでしょう。
さらに、多彩なフィルターやスタンプなど、SNS投稿に特化したかわいい編集機能が豊富に揃っています。
メリット
- 多くの機能・サービスを無料で利用できる
- AIによる自動処理と手動での微調整を使い分けできる
- 操作がシンプルでわかりやすい
デメリット
- ペットや景色などの背景ぼかしにはやや不向き
使い方
ステップ1:
画像編集を開始する
BeautyPlusアプリで写真を開き、「編集を開始」をタップした後に写真を選択します。
ステップ2:
ツールを選択する
下部のツールバーから「編集」をタップし、さらに「ぼかし」をタップします。
ステップ3:
ぼかしを調整する
好みのぼかしを調整する。
ステップ4:
細かな修正を行う
ピンポイントの修正を行う場合は、中央部にある人差し指のマークをタップしましょう。
次に、「選択」をタップし、ぼかしたい箇所をなぞれば細かな編集ができます。
細かな調整ができましたら、右下のチェックをタップし、編集作業を終了します。
ステップ5:
保存をする
右上の「保存」をタップし、画像を保存します。
よくある質問
ぼかし機能を利用する際の、よくある質問を5つまとめました。ぜひ参考にしてください。
iPhoneで背景をぼかすには?
iPhoneの「ポートレートモード」を使うのが最も簡単です。
撮影時に自動で背景をぼかしてくれる機能で、撮影後に写真アプリでぼかしの強度を調整することも可能です。
スマホで撮った写真をぼかすにはどうすればいいですか?
本記事で紹介したような無料の背景ぼかしアプリを使うことをおすすめします。
AIが自動で被写体を認識してくれるため、誰でも簡単に一眼レフのような写真に加工もできます。
インスタで写真をぼかすには?
インスタの投稿機能だけでは、本格的な背景ぼかしは難しいです。
投稿前に、画像編集アプリで写真を加工し、完成したものをインスタにアップロードすると、魅力的な写真を投稿することができます。
画像の一部をぼかすにはどうすればよいですか?
PicsartやCanvaといった、手動でぼかす範囲を調整できるアプリを使いましょう。
ブラシツールでぼかしたい部分をなぞることで、特定の場所だけをぼかすことができるため自由に編集することが可能です。
写真にモーションブラー(残像効果)を追加するにはどうすればよいですか?
PicsartやYouCam Perfectなどのアプリに搭載されている「モーションブラー」機能が便利です。
被写体の動きに合わせて残像効果を加えることで、躍動感のある写真を表現できます。
まとめ
さまざまなアプリやWebサービスを説明しましたが、大切なのはぼかしたい写真によってアプリを選ぶことです。
たとえば、背景と猫などの被写体がくっきり分かれている写真は、AI自動検出機能でサクッと編集できるGazoulabやYouCam Perfectが便利です。
一方、被写体と背景の境界線が曖昧な写真や、部分的な修正をしたい場合は、手動調整がしやすいPicsartやBeautyPlusなどが使いやすいでしょう。
あなたのニーズに合ったアプリで、ぜひSNS映えする素敵な写真を投稿してみてください。