「せっかくの写真に知らない人やゴミが映り込んで残念…」そんな悩みを解決できるのが「消しゴムマジック」です。
AI機能が搭載されているツールで、気になる人物や背景のゴミを指先ひとつでスッと消せてしまいます。
「不要な人・不要な物・反射や映り込みを消したい」「背景の一部分を周囲に溶け込ませたい」といったニーズにもピッタリです。
本記事では、これらの代表的な使い方の1つである「不要な人を消す」ところにフォーカスして、実際に消しゴムマジックを使って解説していきます。
写真の不要なものを消すにはどれが便利?人気ツールの使い方と違いをチェック!
メリット | デメリット | 向いているシーン・目的 | おすすめユーザー | |
Gazoulab | シンプルな操作で高精度の仕上がり | 有料 | 旅行写真、SNS写真の修正 | 手軽に使いたい人 |
Photoshop | プロ仕様の細かい修正ができる | 有料操作が複雑 | 商用写真、本格的な加工 | 高画質を求める人 |
Googleフォト | 無料で精度が高めの修正ができる | 標準搭載の機種以外はアプリのインストールが必要 | 日常のSNS用写真の修正 | Google Pixelシリーズを使っている人 |
iPhone(写真アプリ) | 対応機種ならアプリ不要 | iPhone 15Pro以上の機種しか使えない | 日常のSNS用写真の修正 | iPhone 15Pro以上の機種を使っている人 |
Lightroom | 人物消し、色調補正が同時にできる | 有料やや操作が複雑 | 本格的な写真編集、作品作り | 写真好きの人 |
Snapseed | 無料で手軽に利用できる | 処理が荒い広範囲には向かない | 顔など、小さい範囲の修正 | 無料で利用したい人 |
YouCam Perfect | 人物消し、美肌補正が同時にできる | 有料加工感が強く出ることも | 自撮りやSNS用の写真 | 自撮り写真を修正したい人 |
写真から人や物を自然に消す7つのおすすめ方法
Gazoulabで消しゴムマジックを使う方法
GazoulabはパソコンやスマホのWebブラウザで使える無料ツールです。
「AI消しゴム」機能を使うと、ブラシで選択した部分が消えて自然に背景を作り直します。
無料登録で5クレジットが付与されます。
ステップ1:
画像をアップロードする
まずは「画像をアップロード」を押して、修正したい画像をアップロードしましょう。
ステップ2:
消したい部分を選択する
消したい部分やその影をブラシですべて選択しましょう。
ブラシのサイズを変えることも可能です。
間違えてしまった場合は、消しゴムマークを押してもう一度やり直しましょう。
そして選択が完了したら、右側の「消しゴム」を押します。
白線も石もほとんど違和感のない仕上がりになりました。
ステップ3:
修正した画像を保存する
修正が終わったら「ダウンロード」を押して画像を保存します。
機能がシンプルなので、操作はとても簡単でした。
アプリをダウンロードする必要がないのもいいですね。
仕上がりも高品質なので、SNSの写真をこだわりたい方などぜひお試しください。
Photoshopで削除ツールを使う方法
Photoshopはプロの方も使う画像編集ソフトです。
「レタッチ」の削除機能では、いらない部分を選ぶとAIが周囲と違和感なく埋めてくれます。
こちらを使う場合は有料登録が必要です。
ステップ1:
画像をアップロードする
まずは右下の+ボタンを押して、修正したい画像をアップロードしましょう。
その場で撮った写真を使うこともできます。
ステップ2:
消したい部分を選択する
レタッチを選択したあと、「削除」を押します。
そして、消したい部分を選択すると自動で削除の処理が始まります。
ブラシの大きさは変更できませんでした。
やり直したい場合は、上の矢印を押して元に戻しましょう。
数秒待つと、選択した部分がなくなります。
よく見ると左側にある石の高さにばらつきがありました。
初心者は操作に慣れるまで、練習が必要かもしれません。
ステップ3:
修正した画像を保存する
できあがった画像は、上部にあるボタンを押すと保存できます。
Androidで消しゴムマジックを使う方法(Googleフォト)
GoogleフォトはGoogle pixelシリーズに標準搭載されている写真保存アプリです。
「消しゴムマジック」は対象物の自動検出もでき、映り込んだ人や物をタップするだけでキレイに消せるのが特徴です。
アプリをダウンロードすると、pixelシリーズ以外のスマートフォンやPCでも写真を保存したり「消しゴムマジック」を使ったりすることができます。
ステップ1:
編集画面を開く
「フォト」の中から修正したい写真を選び、「編集」を押す。
ステップ2:
ツールから消しゴムマジックを出す
下にある「ツール」の後に「消しゴムマジック」を押します。
ステップ3:
消しゴムマジックを使う
消したい部分をタップするか円で囲むほか、指でこすって選択しましょう。
すると自動で対象物をかたどってくれます。
消したい部分が決まったら「消去」を押してください。
白線も石も違和感なく消去できました。
このアプリは多機能ですが、消しゴムマジックの操作はとてもシンプルなので初心者の方も安心です。
Googleフォトのアプリをインストールすることで、iPhoneをお使いの方も利用できます。
無料ですので、手軽に試してみたい方はぜひ使ってみてください。
iPhoneで人物を消す無料アプリの使い方
iPhone 15Pro以上の機種に標準搭載されています。
写真アプリ内にある「クリーンアップ」機能を使うと、不要部分の削除も簡単にできます。
ステップ1:
画像を選ぶ
まず、iPhoneの「写真」アプリで修正したい画像を開きます。
ステップ2:
消したい部分を選択する
下の編集マークを押したあと「クリーンアップ」を押します。
削除したいものをタップ・なぞる・円で囲む、などさまざまなやり方で選択できます。
画像を拡大することもできるので、やりやすい方法で選択しましょう。
選択すると、すぐに処理ができます。
白線も石も違和感のない仕上がりです。
ステップ3:
修正した画像を保存する
右上のチェックマークを押すと、画像を保存することができます。
iPhone 15 Pro以上の機種をお使いの方は、ぜひ試してみてください。
Lightroomの修復ブラシで不要物を自然に消す方法
Lightroomはプロ仕様の写真編集ができるアプリです。
「削除」機能で不要な人や物をなぞるだけで自然に消すことができます。
背景も自動で補完されるので、違和感のない仕上がりです。
こちらを使う場合は有料登録が必要です。
iPhone・Android・PCに対応していますが、今回はiPhoneで操作してみます。
ステップ1:
画像をアップロードする
右下のボタンを押して修正したい画像をアップロードします。
ステップ2:
消したい部分を選択する
右下にある削除のボタンを押すと、修正ができます。
画像を拡大したり消しゴムのサイズを変えたりしながら、自分のしやすい方法で選択しましょう。
選択すると自動で削除の処理が始まります。
数秒待つと選択した部分がきれいになくなりました。
石の大きさも揃っています。
ステップ3:
修正した画像を保存する
右下のチェックマークを押したあと、上部の保存ボタンを押して画像が保存しましょう。
このアプリは、Creative Cloudと連携できる機能があります。
写真を自動的にクラウドに同期し、スマートフォン・デスクトップ・Webなどで同じ写真を継続して編集できるので、とても便利です。
ぜひお試しください。
Snapseedの修復ツールで簡単に人物を消す方法
SnapseedはGoogleが提供する写真編集アプリです。
「シミ除去」機能が消しゴムマジックのように使え、小さなゴミや人をタップするだけで削除できます。
仕上がりは少し荒いですが、完全無料で手軽に利用できます。
このアプリはiPhone・Androidに対応していて、今回はiPhoneで試していきます。
ステップ1:
画像を追加する
まずは、下部の+ボタンを押して画像を追加しましょう。
ステップ2:
消したい部分を選択する
「シミ除去」を押すと修正画面に入ります。
このように、消したい部分を選択するとすぐに処理ができます。
道路の白線に歪みがあったり、白線がない場所に付いていたりします。
石は選択した範囲のところが消えてしまいました。
ステップ3:
修正した画像を保存する
右下のチェックマークを押したあと、右上の保存マークを押して画像を保存しましょう。
このアプリは無料ですが、広告も控えめなので快適に使うことができました。
初心者の方にはとくにおすすめです。
YouCam PerfectでAI人物除去を使う方法
YouCam Perfectは顔の加工に強いアプリです。
有料のProプランに登録することで「AI除去」という、背景の人や物を消せる機能が使えます。
SNS向け写真の修正に最適です。
このアプリもiPhone・Androidに対応しているので、iPhoneで試していきます。
ステップ1:
画像をアップロードする
まずは「AI除去」を押して、修正したい画像をアップロードしましょう。
この「AI除去」の機能を使うには、Proプランに入る必要があります。
ステップ2:
消したい部分を選択する
画像を選択すると、修正画面に入ります。
「自動」「ブラシ」「タップ」「なげなわ」から好きな方法を選び、消したい部分を選択しましょう。ブラシはサイズも変えられます。
「削除」を押すと処理が始まります。
自動で処理が始まらないので、ゆっくり作業ができました。
白線は少し歪んでいますが、他は違和感のない仕上がりです。
ステップ3:
修正した画像を保存する
右下のチェックマークを押したあと、右上の「保存」を押して画像を保存しましょう。
他にはエフェクトなども使えます。
多機能で仕上がりの精度も高いので、SNS写真などで高画質を求める方におすすめです。
よくある質問
ここからは、消しゴムマジックに関して特によくいただく質問をまとめました。
使い方や対応スマホ、ほかのアプリとの違いなどについて解説しています。
写真編集をもっと便利に楽しむための参考にしてみてください。
Google フォトの消しゴムマジックはどこにありますか?
Google フォトアプリを開き、編集画面の「ツール」内にある「消しゴムマジック」から使えます。消したいものをタップしたり囲んだりして消去してみましょう。
消しゴムマジックはどのスマホで使える?
GoogleのPixelシリーズには標準搭載されてます。
他のAndroidやiPhoneも、Googleフォトアプリで利用することができます。
消しゴムマジックが搭載されているおすすめアプリは?
今回ご紹介したGoogleフォト、Snapseedは無料で手軽に利用できます。
YouCam Perfectは有料ですが、自撮り写真に向いているので人気です。
iPhoneで写真の人を消す無料アプリは?精度や操作性はどう違う?
Snapseedは機能がシンプルで操作も簡単ですが、精度は少し低いです。Googleフォトは機能が多めですが、操作はシンプルでわかりやすく、精度も高いです。
Photoshop 削除ツールとAI消しゴムマジック、使い分けのポイントは?
手軽さを重視する場合は消しゴムマジックがおすすめです。「細部まで高精度の修正をしたい」「商用写真を修正したい」という場合はPhotoshopが最適です。
まとめ
消しゴムマジックは、写真に写り込んだ人やゴミをAIでサッと消せる機能です。
今回ご紹介したGazoulabやGoogleフォトなら手軽に利用でき、Photoshopを使えばプロ並みの仕上がりも可能です。
シーンや目的に合わせて選び、SNS映えする理想の写真を簡単に作ってみましょう。