一枚の絵を動画のように動かす技術は、当たり前になりつつあります。
AIの技術が発展していることで専用ソフトを使う必要もなく、動画編集を生業とするようなクリエイターやWebデザイナーだけに必要な技術ではありません。
活用シーンは、企業のブランディング・プロモーションや個人のSNS投稿と幅広いです。
本記事では、一枚絵を動かせる無料のAIツールを厳選して紹介します。
おすすめポイントや実際に使ってみた使用感についてもレビューするので、無料サイトを探している方はご覧ください。
一枚絵を動かす無料サイトの選び方
一枚絵を動かす無料サイトを選ぶ際は、以下の5つの項目についてチェックしましょう。
- 無料でどの範囲まで使えるか
- どの出力形式に対応しているか
- 日本語に対応しているか
- 商用利用できるか
- 簡単に操作できるか
無料で使えるサイトの中には、ダウンロードが有料であったり、出力形式に対応していなかったり、生成回数に上限が設けられていたりします。
また、海外製のサイトも多く存在するため、日本語に対応しているかも要チェックです。
商用利用の可否については盲点で、一枚絵を動かして作った動画をSNS投稿や広告に使う場合は規約違反になる可能性もあります。
動画編集について知識がないなら、ユーザービリティに優れたサイトを選べば失敗がありません。
一枚絵を動かす無料AIサイト・アプリ10選
一枚絵を動かせてなおかつ無料で使える、10のAIサイトとアプリをご紹介します。
- Gazoulab:AIが一枚絵を自動認識して自然な加工に
- Vidnoz AI:無料でできる範囲が広く動画編集に定評がある
- MyEdit:生成する動画のアイデア集が豊富
- Fotor:他クリエイターとのコミュニティで作る楽しみが味わえる
- YouCam Video:自撮りやSNS用投稿も“盛れる”動画に加工できる
- PhotoDirector:画像編集機能が充実した動画生成サイト
- Clipfly:直感的な操作で手軽に動画が生成できる
- KLING AI:ズーム演出を加えて高画質動画を自動生成できる
- Runway Gen-4:生成AIの草分け的存在である動画生成サイト
- Dream Machine:なめらかで現実的な動画が生成できる
今回使用する写真はプールサイドに置かれた2杯のドリンクが写ったものです。
動作のプロンプトとして「ドリンクにささっているストローとお花が風に吹かれて揺れている。誰かの手が伸びてきて、ドリンクを持っていく。」を入れます。
元の写真には要素として一切写り込んでない「人の手」が、どのように表現されるのか要チェックです。
Gazoulab
Gazoulabは、シンプルで操作性に優れた編集画面が特徴の無料サイトです。
アプリやソフトのダウンロードも不要で、誰でも手軽に思いついたアイデアを動画にできます。
特徴
Gazoulabは背景透過や高画質化などの画像編集が無料でできるサイトです。
無料で生成できるのは5回までですが、AIが自動で対象物と背景を認識するため細かな編集操作は必要ありません。
対応機能
- JPG / PNG / WEBP形式の画像アップロード:〇
- ダウンロードが無料でできる:〇
- プレビュー生成が可能:〇
おすすめポイント
- 編集画面がシンプルで初心者でも操作しやすい
- 動画の動きがなめらかで生成にかかる時間もさほど長くない
- アップロードされた画像が第三者に共有されることはない
Gazoulabを使って一枚絵を動かすための手順
ステップ1:
静止画をアップロード

「動画を生成するための画像をアップロード」の下から動かしたい静止画をアップロードします。
ステップ2:
プロンプトを入力して動画を生成

アップロードした画像の下にある枠内にプロンプトを入力し、「動画生成」をクリックします。
ステップ3:
動画を保存

生成した動画を保存するには、動画の右上にあるアイコンか右下にある丸が3つ縦に並んでいるアイコンのいずれかをクリックしておこないます。
使用感

Gazoulabでは、細かな編集操作がなくとも簡単に理想的な動きをする動画が作れます。
元画像とプロンプトは見比べやすい配置にあるため、動きを微調整しながら動画を作るといった使い方もできるでしょう。
処理後
Gazoulabは写真にまったく写っていない「誰かの手が伸びてきて、ドリンクを持っていく。」というプロンプトを見事、忠実に動画で表現してくれました。
静止画上にないものも違和感なくAIが綺麗に補ってくれますが、ストローが風に揺られている様については少しだけ表現が足りていなかったことがわかります。
Vidnoz AI

Vidnoz AIは、動画の編集からの生成に特化したサイトです。
一枚の絵から動画を作る作業は無料でできます。
ただし、無料版は生成回数に上限があり、高画質モードで動画を生成することはできないため、複数の動画を生成したり画質にこだわりたい場合は有料版への登録が必須です。
特徴
Vidnoz AIは、生成した動画をSNSにアップロードすることを見据えて、保存する際に形式やサイズ比率を変えられます。
対応機能
- JPG / PNG / WEBP形式の画像アップロード:〇
- ダウンロードが無料でできる:〇
- プレビュー生成が可能:〇
おすすめポイント
- オンライン動画編集機能を使えば複数名で操作が可能
- 30以上のスタイルがあり動画のタッチを手軽に変えられる
- AIが人間の感性に近いニュアンスで動画を生成する
Vidnoz AIを使って一枚絵を動かすための手順
ステップ1:
静止画をアップロード

「①動画を生成するための画像のアップロード」から、対象となる画像をアップロードします。
ステップ2:
プロンプトを入力して動画を生成

「動画の説明」にて、静止画を動かすプロンプトを入力しましょう。
入力できたら「動画生成」をクリックします。
ステップ3:
動画を保存

一枚絵が動画になったら、下部にある「ダウンロード」より動画を保存します。
使用感

Vidnoz AIは無料で使える範囲も広く、静止画からの動画生成についても基本的には無料でできます。
生成された動画内では、写真内に自然に誰かの手が出てきてドリンクを持っていきました。
ただし、動画の生成については少々時間がかかる傾向にあります。
「この処理には時間がかかる場合があります」と表示が出て、パーセンテージがゆっくり進んでいくのを待つ必要がありました。
処理後
Vidnoz AIで生成された動画は構成もとても自然で、ドリンクにささったストローやお花が風に揺られる様子も細かく表現されていました。
ただ、構成も自然で動きが滑らかであった分、画質の荒さが目立ってしまっていたので、生成した動画を使う場面は考えた方がよさそうです。
MyEdit

MyEditはオンラインで画像や動画の編集ができるサイトです。
編集作業は無料でできますがサイト独自のクレジット(ポイント)を消費する必要があります。
無料クレジットは1日あたり3が付与されますが、動画生成は15クレジットを消費するため、単純に動画生成は5日に1回しか利用できません。
特徴
MyEditの編集画面では、プロンプト入力欄のすぐ下にアイデア集が用意されています。
画像にカーソルを合わせるとプロンプトが表示されるので、動画の詳細な動きについてヒントが欲しい時に活用できるでしょう。
対応機能
- JPG / PNG / WEBP形式の画像アップロード:〇
- ダウンロードが無料でできる:〇
- プレビュー生成が可能:〇
おすすめポイント
- 動きのテンプレート(アイデア集)があり編集作業が進めやすい
- 1つのサイトで動画にBGMも付けられる
- 動画編集機能(トランジション)などでより印象的な仕上がりが目指せる
MyEditを使って一枚絵を動かすための手順
ステップ1:
静止画をアップロード

「写真をアップロード」から一枚絵をアップロードします。
この時に、「モード」や「長さ」「縦横比」を好きなように選べます。
ステップ2:
プロンプトを入力して動画を生成

「カスタム」の下にある欄にプロンプトを入力してください。
「生成」ボタンはページの最下部にあるので、そこをクリックして動画を生成します。
ステップ3:
動画を保存

生成された動画は「最近の生成結果」に表示されます。
動画の右下にダウンロードアイコンがあるので、保存しましょう。
使用感

MyEditは、一枚絵をアップロードする際にポップアップで画像選びの注意点がアナウンスされます。
注意点にそって画像を選べばAIが画像の構成要素を理解しやすくなるため、動画の完成度を高められるでしょう。
処理後
MyEditは、プロンプトの前半にある「ドリンクにささっているストローとお花が風に吹かれて揺れている。」を忠実に、分かりやすく表現しました。
手の入ってくる角度も躍動感が感じられます。
Fotor

Fotorは、スマートフォン用のアプリもあるオンラインで編集ができるサイトです。
画像と動画両方の編集が可能で、AIビデオエンハンサーや解像度の高いHDビデオにも対応しています。
特徴
Fotorで生成できる動画の尺は4秒です。
アップロードしたデータや生成した画像や動画は、適切にサイト内に保存されます。
生成したデータについては自動でFotor内にあるコミュニティに共有され、他のクリエイターからリアクションが付くなど、作る楽しみが味わえるでしょう。
対応機能
- JPG / PNG / WEBP形式の画像アップロード:〇
- ダウンロードが無料でできる:〇
- プレビュー生成が可能:〇
おすすめポイント
- 日本語にも対応したシンプルな操作画面
- さまざまなスタイルがあり好みのものを選べる
- 基本的な編集作業はすべて無料でできる
Fotorを使って一枚絵を動かすための手順
ステップ1:
静止画をアップロード

「アップロード」から一枚絵をアップロードします。
ステップ2:
プロンプトを入力して動画を生成

「プロンプト」に指示を入力し、「スタイル」で動画のタッチを選択しましょう。
詳細が入力できたら「生成する」ボタンで動画を生成します。
ステップ3:
動画を保存

動画にカーソルを合わせると「↓」が出てくるので、そこから保存します。
使用感

Fotorは1つの動画を生成するのに10クレジットを消費します。
無料クレジットは作品を共有したり、お友だちを紹介したりすれば獲得可能ですが、複数の動画生成には不向きです。
処理後
今回はアニメタッチのスタイルを選択したこともあり、穏やかな色合いの動画が生成されました。
「ドリンクにささっているストローとお花が風に吹かれて揺れている。」も再現されましたが、背景とドリンクの揺れが変に連動しているため少々違和感を覚えます。
YouCam Video

YouCam Videoは、自撮りや盛れる加工に定評のあるYouCam系列の画像編集サイトです。
iPhoneとAndroid両方のスマートフォンアプリもあり、オンラインとスマホの両方から編集作業ができます。
特徴
生成AIを使う画像編集サイトの中でも、画像を動かす際のダンスやハグ、キスといった動作に定評があり、話題性に特化した動画が生成できます。
InstagramのストーリーズやTikTok向けの動画が作りやすいです。
対応機能
- JPG / PNG / WEBP形式の画像アップロード:〇
- ダウンロードが無料でできる:〇
- プレビュー生成が可能:△
おすすめポイント
- SNSでも話題になりやすい動きが動画で再現できる
- 自然な動きよりも派手な演出に長けている
- パソコンとスマホ両方から動画の編集ができる
YouCam Videoを使って一枚絵を動かすための手順
ステップ1:
静止画をアップロード

YouCam Videoは、「画像から動画生成」にある「カスタム」タブから画像をアップロードします。
ステップ2:
プロンプトを入力して動画を生成

「プロンプト」に指示を入力します。
ステップ3:
動画を保存

生成された動画は「マイギャラリー」の中に保存されます。
動画のサムネイルが出ている右下にダウンロードマークがあるので、そこからダウンロードしてください。
使用感

YouCam Videoの動画生成は、尺が5秒か10秒かを選べます。
生成そのものも無料でできますが1秒あたり5クレジットを消費するため、5秒の動画を生成するのに25クレジットを消費しなければ使えません。
また、動画の生成には約4分ほどかかります。
処理後
YouCam Videoで生成した動画でも、「ドリンクにささっているストローとお花が風に吹かれて揺れている。」とした部分は再現されました。
しかしながら、ストローは揺れるというより不自然に方向を変えるだけで、動きの自然さに欠けた仕上がりです。
受け取り方によっては面白い動きをするとも言えますが、好みが分かれる部分でしょう。
PhotoDirector

PhotoDirectorは、写真や動画の編集ができるサイトです。
動画生成機能は元からある画像編集機能の追加機能として登場しています。
特徴
PhotoDirectorには画像や動画を編集するための、レイヤー編集や文字入力といった編集機能が一通り備わっているため、動画作成から編集まで一つのツールで完結できます。
細かな編集が加えられる一方で、AIが勝手に画像の中身を判別して動画を生成するといった手軽な動画生成は多少やりづらいでしょう。
対応機能
- JPG / PNG / WEBP形式の画像アップロード:〇
- ダウンロードが無料でできる:△
- プレビュー生成が可能:△
おすすめポイント
- 好みの色合いや質感を追求したい人に使いやすいデザイン系のサイト
- 動画生成時にチェックするだけで効果音が設定できる
- PhotoDirectorを使って画像編集してきた人にとって親しみやすい
PhotoDirectorを使って一枚絵を動かすための手順
ステップ1:
静止画をアップロード

「画像+テキスト」から一枚絵をアップロードします。
ステップ2:
プロンプトを入力して動画を生成

「ストーリーの内容を入力します」の下にある欄にプロンプトを入力し、「モード」や「表示時間」を選んだ後に「生成」ボタンをクリックします。
ステップ3:
動画を保存

動画は生成後に再生画面と元画像が一覧で表示されます。
右下にある「ダウンロード」と書かれたボタンをクリックして動画を保存しましょう。
使用感

PhotoDirectorで動画を生成するには、サイト独自のクレジットが15必要です。
無料で利用できるサイトですが、クレジットの付与は1日あたり3なので、5日に1回しか動画が生成できないことになります。
また、動画生成には1分ほど時間がかかりましたが、進捗状況については随時アナウンスがあるので、安心して待っていられます。
処理後
PhotoDirectorで生成した動画では、構成も、ストローやドリンクに添えられたお花が自然に揺れる様子もきれいにまとまった動画が作成できていました。
ただし、画像が少々荒いことと、他の一枚絵から生成した動画と似通った構図になっていたことが気になります。
つまり、一般的なイメージに沿った動画が生成できる反面、独自性を貫いた目を引き付けるような動画を作るにはプロンプトの文言を工夫するなどしなければなりません。
Clipfly

Clipflyは、Fotorの動画編集機能だけを一つのサイトとして確立したサービスです。
Fotorが画像や写真の編集をメインにしているとすれば、Clipflyは動画編集をメインにしています。
特徴
Clipflyは無料で動画が生成できますが、クレジットが必要です。
クレジットは、ダウンロードした後にログインしたり、YouTubeチャンネルを購読したりすると付与されます。
対応機能
- JPG / PNG / WEBP形式の画像アップロード:〇
- ダウンロードが無料でできる:〇
- プレビュー生成が可能:×
おすすめポイント
- 生成した動画は商用利用できる
- スタイルが豊富でアニメ調でも複数の表現方法がある
- 動画生成と同時にBGMも付けられる
Clipflyを使って一枚絵を動かすための手順
ステップ1:
静止画をアップロード

Clipflyでは、「画像から」のタブから一枚絵をアップロードしましょう。
ステップ2:
プロンプトを入力して動画を生成

動画をアップロードした後、「プロンプト」と「スタイル」を選択し、「動画を生成」ボタンをクリックします。
ステップ3:
動画を保存

動画の保存は、右上にあるアイコンをクリックします。
使用感

Clipflyでは、「動画を生成」と書かれたアイコンをクリックすと即座に生成が始まります。
しかし、約何分かかりますといったアナウンスや、進捗状況がわかる表示ではないため、待たされている感覚が強く時間を持て余すように思ってしまうでしょう。
処理後
Clipflyは直感的な操作で簡単に静止画を動画にできます。
ただし、細かな微調整はできないため「より細かく編集したい」と考える人にとっては物足りなさが感じられるでしょう。
特に今回の生成された動画でもあるように、2杯あるドリンクに手が伸びてくるところまではよかったのですが、2杯が不自然にセットで持っていかれてしまいます。
「ドリンクにささっているストローとお花が風に吹かれて揺れている。」部分についても再現されませんでした。
KLING AI

KLING AIは、SNS投稿をよくする個人からイラストレーターや映像制作者のようなプロまで幅広いユーザーが使える動画生成サイトです。
高画質かつ、パンやズームのような動画特有の演出をAIが自動でやってくれるため、動画作成にこだわりがある人にとって使いやすい機能が充実しています。
特徴
中国のサイトで言語も日本語を選択できますが、ところどころ操作がしづらいのが難点です。
たとえば、画像をアップロードするボタンが「始端フレーム」という文言で表示されてしまいます。
プロンプトを忠実に再現しようとする点は評価できますが、サイトの操作についてやや難解な点があると言えるでしょう。
対応機能
- JPG / PNG / WEBP形式の画像アップロード:〇
- ダウンロードが無料でできる:△
- プレビュー生成が可能:×
おすすめポイント
- 複数枚の画像を連結して動画にできる
- 動画の動きを言語化できない場合でも指示が出せる(モーションブラシ機能)
- AIの自動生成と詳細な編集作業が一つのサイトでできる
KLINGAIを使って一枚絵を動かすための手順
ステップ1:
静止画をアップロード

「画像から動画へ」のタブ内にある「始端フレーム」と書かれたアイコンをクリックして、一枚絵をアップロードします。
ステップ2:
プロンプトを入力して動画を生成

アップロードした画像の下にある欄内にプロンプトを入力し、「生成」アイコンをクリックします。
ステップ3:
動画を保存

生成された動画の右下に「↓」アイコンがあるので、そこからダウンロードします。
使用感

KLING AIは、画像から動画を生成するのにサイト独自の25クレジットを25消費します。
動画の生成時間についても他のサイトと同様、所要時間の残数が「予想待機時間 30秒」のように表示されるので、生成には一定の時間こそ掛かるもののさほど気になりません。
処理後
他サイトではAIが再現できなかった「ドリンクにささっているストローとお花が風に吹かれて…」の部分については、表現されていましたが違和感のある仕上がりでした。
ストローが揺れているものの非常に不自然な仕上がりで、手が伸びてきてドリンクを持っていく描写はよかっただけに、もったいなさが残る結果となりました。
Runway Gen-4

Runway Gen-4は、画像やテキストから動画や音声、画像といったコンテンツが作成できるサイトです。
ジェネレーティブAIの草分け的な存在として認知され、専門的なスキルがなくとも誰でも簡単に操作できます。
特徴
ジェネレーティブAIプラットフォームとして認知度はありますが、Runwayの提供元はアメリカに拠点を置く会社であり日本語にはそもそも対応していません。
ページを日本語に翻訳すれば操作はしやすくなりますが、クリックすべきボタンの名前に違和感を覚えるなど、言語対応していないことによる多少の使いづらさがあります。
対応機能
- JPG / PNG / WEBP形式の画像アップロード:〇
- ダウンロードが無料でできる:〇
- プレビュー生成が可能:×
おすすめポイント
- 学習用のチュートリアルがあるためこれから動画生成を学びたい人に最適
- 生成した動画はユーザーに著作権があるため商用利用できる
Runway Gen-4を使って一枚絵を動かすための手順
ステップ1:
静止画をアップロード

Runway Gan-4では、「ツール」の「ビデオ」から動画を生成できます。
画面中段にある「タップして画像をアップロード」枠内にて画像をアップロードしましょう。
ステップ2:
プロンプトを入力して動画を生成

アップロードした一枚絵の下に枠があるのでそこにプロンプトを入力します。
サイズ比率などを選択したら「生成する」をクリックして動画を生成しましょう。
ステップ3:
動画を保存

生成された動画の右下にあるアイコンをクリックすると「MP4をダウンロード」か「GIFをダウンロード」が出てくるので好みのものを選択して動画を保存しましょう。
ただし、注意点としてRunway Gen-4の動画を保存するのは少々手間がかかります。
まず、「MP4をダウンロード」でも「GIFをダウンロード」を選んでも、動画をOutlookを使って別のサイトやドライブ上にアップロードしなければなりません。
次に、アップロード先に飛び、動画を呼び出して保存します。
ダウンロードしてもすぐに画像が保存できない点に注意が必要です。
使用感

Runway Gen-4では、かなり不自然な動画が生成されました。
まず、使用した一枚絵には2種類のドリンクがありましたが、動画の序盤に別でもう1種類違うドリンクが出現します。
次に、手が伸びてきてドリンクを持っていく流れは自然ですが、後ろから伸びてきた手が右端の黄緑色のドリンクをすり抜けて真ん中のドリンクを掴んでしまうのです。
そして、なぜか元からあった2杯が丸ごとフレームアウトして動画が終わるという、現実ではありえない構成になっていました。
処理後
Runway Gen-4で生成した動画は、高画質とは言えませんが全体的な画質にはまとまりがあり、手が出てくる際の流れもスムーズで違和感はありませんでした。
しかし、途中から手がドリンクをすり抜けるという現実ではあり得ないシーンが生成されてしまいます。
流れとしては自然でも、勝手に第三のドリンクが出現してきた点からも、AIが暴走して動画を生成してしまったと言わざるを得ません。
Dream Machine

Dream Machineは動画生成に特化したサイトです。
画像やイラストから動画を生成する際、AIが自動で内容を調整しますが、Dream Machineはドラマティックな演出にこだわっているため、印象的な動画に仕上がります。
特徴
Ray2と呼ばれる言語モデルが採用されており、なめらかでリアルな動きや、現実的にあり得ない描写を生成しないといった特徴があります。
カメラのモーションまで細かく指定できるため、撮影した動画かのような高品質な仕上がりが期待できるでしょう。
ただし、画面表示はページを日本語訳しているせいで、おかしな日本語が散見されるため、スムーズに使うにはコツがいります。
対応機能
- JPG / PNG / WEBP形式の画像アップロード:△
- ダウンロードが無料:△
- プレビュー生成が可能:〇
おすすめポイント
- 動画をドラマティックなタッチに仕上げられる
- AIを使った一枚絵の滑らかな動きには何かある
Dream Machineを使って一枚絵を動かすための手順
ステップ1:
静止画をアップロード

トップページ右上にある「今すぐ試す」をクリックして、ログイン操作を行ないます。

GoogleアカウントやApple IDなどを選択して編集画面を開きます。

編集画面の下部にある枠内の画像のアイコンをクリックし、一枚絵をアップロードします。
ステップ2:
プロンプトを入力して動画を生成

一枚絵をアップロードした枠内にプロンプトを入力し、右端にある「↑」のアイコンをクリックして動画を生成します。
ステップ3:
動画を保存

生成された動画をクリックすると、別のページで動画がプレビュー再生できます。
問題なければ右上にあるアイコンをクリックして、動画を保存しましょう。
使用感

Dream Machineは、トップページこそ違和感のある日本語が散見されますが、編集画面を開く前にチュートリアルが見れます。

生成されている間の進捗状況が随時アップされますが、生成過程で何回かエラーが出てしまうのが難点です。
最終的には動画生成に成功しますが、何度か生成ボタンをクリックして動画が無事に生成されるかを待たなければなりません。
処理後
画質や手の動きの滑らかさなど、全体的なバランスのとれた動画が生成されました。
ただし、プロンプトにあった「ドリンクにささっているストローとお花が風に吹かれて揺れている。」については表現されていませんでした。
一枚絵を動かすAIツールの活用シーンと使い方のコツ
一枚絵を動かせる無料のAIツールをより有意義に使いこなすための、活用シーンと使い方のコツをお伝えします。
一枚絵を動かせるAIツールの活用シーン
一枚絵を動かすAIツールは、SNS投稿やYouTubeをはじめとした発信や創作活動のほか、プレゼン資料や就職活動に添付する資料、思い出の共有など幅広いシーンで活用できます。
たとえば、X(旧Twitter)やInstagram、TikTokなどのSNS投稿は、視認性が高い状態に保たれているのが理想です。
静止画に文字を書き入れて説明するよりも、文字の補足を入れずとも見るだけでだいたいの内容が伝わる動画の方が閲覧者の理解を得やすく記憶に残りやすいでしょう。
同様に、ビジネスシーンでも一枚絵を動かすAIツールは活躍します。
プレゼン資料や履歴書、ポートフォリオなども、動画を添付することでより印象的なものに仕上がるでしょう。
ブランディングや個性のアピールに使えます。
また、動画は静止画よりも臨場感を演出できるため、家族や友人など親しい人との思い出も彩ってくれるでしょう。
一枚絵を動かせるAIツールを使う際のコツ
一枚絵を動かすAIツールをうまく使うコツは、AIに対象物を正確に認識させることです。
表情や輪郭線などが鮮明で対象物以外の背景がシンプルな静止画だと、画像処理がスムーズに行われ、より自然な動きの動画に仕上がります。
また、使い勝手の点で言えば、透かしの有無や出力形式も事前に調べておきましょう。
商用利用する予定があるなら利用規約をすみずみまで確認し、出力形式(MP4/GIF)も自分が想定している用途に適しているかを見ておく方が無難です。
目的に合っていて使いやすいAIツールを選ぶためにも、最初から一つのツールに絞り込まず、複数のツールを使ってみて使いやすいものを選びましょう。
よくある質問
一枚絵を動かす無料のAIツールについて、よくある質問を5つ紹介します。
スマホからでも一枚絵を動かすことができますか?
AIツールの中には、スマートフォンだけで一枚絵を動かせるものがあります。
たとえば本記事で紹介したサイトで言えば、MyeditやYouCamVideo にはスマートフォン向けアプリがあるので操作も簡単にできるでしょう。
イラストを動かすAIは無料で使えますか?
静止画を動かせるAIツールの中には無料で使えるものがいくつかありますが、以下に記した通り、各サイトやアプリによって条件が違うので注意してください。
- Gazoulab:無料で使えるのは5回まで
- Myedit・Fotor・YouCamVideo・Clipfly ・PhotoDirector:独自のクレジットが必須
また、どのサイトでも何らかの方法でアカウント登録する必要があります。
イラストでも使えますか?写真だけですか?
一枚絵を動かすサイトでは、イラストでも写真でも画像なら動画生成に使えます。
写真よりイラストを選ぶ利点は、AIが画像の内容を認識しやすくなる点にあるでしょう。
むしろ、背景がシンプルであれば動画生成に向いていると言えます。
画像を動かすときに失敗しないコツはありますか?
一枚絵を動かす際に失敗しないためのコツは、表情や対象物が鮮明ではっきりと分かりやすいイラストや写真を使うことです。
色合いにも注意しながら、全体的に明るく、輪郭線がはっきりした画像を選びましょう。
AIツールが動かすべき対象を認識しやすくなるため、生成物の精度も上がります。
動画の生成にはどのくらい時間がかかりますか?
静止画を動画にするのにかかる時間は、一般的に数秒~多くとも数分以内です。
もちろん、通信環境やサービスのバージョン、出力形式にもよって変動します。
「あと何分かかります。」といったアナウンスがされるサイトもあれば、延々と動画を生成するアイコンが出てきて待たされるサイトもあるので注意してください。
まとめ
一枚絵を動かす機能を持つ無料サイトはこの世にたくさん存在します。
ただ、無料サイトの多くはクレジットを消費して動画を生成しており、一枚絵から動画を生成するにはより多くのクレジットが必要です。
本記事で紹介したMyedit・Fotor・YouCam Video・Clipfly ・PhotoDirectorなどがまさしくそのケースに該当します。
動画生成は活用シーンをきちんと想定したうえで、無料は無料でもご自身のニーズに合う頻度で利用しやすいサイトを選んでください。